連動企画・広報

あなたの小説をピックアップ!

スタッフが第二回モーニングスター大賞の応募作品から気になる作品をピックアップいたします。

原則選考とは無関係ですが、より多くの優れた作品を多くの方の目に触れていただくことは、ポイントに関係なく参加できる当コンテストの目的のひとつでもあります。
皆様ぜひ御覧くださいませ。

感想サービス一覧はこちら!

最新のピックアップ

タイトル
ヴァーヴ・ヴィリエの魔飾師さん
作者
霧ちゃん
あらすじ
 フィリステール
そこは、山人と森人と陸人達の暮らす世界だ。
山人は山を育て、その山に眠る資源で様々な道具を作り出し、
森人は森を育て、その森の恵みを分け与える。
そうして陸人は分化を育み、世界を広げていく。

 そんな世界には様々な場所で採れる輝石に魔法を宿らせる事が出来る
魔飾師と呼ばれる人々がいる。
質の高い大きな輝石に、魔法を複数宿らせる技術がもてはやされる中、
小さな村に隠れるように彼女は暮らしていた。
極小の輝石に、魔法を宿らせる稀有な才を継いだ彼女の名はカモミール。
これは、希代の魔飾師カモミールと、彼女の作る魔飾を扱う人の紡ぐ物語。
スタッフコメント

 「練習の時にしか当たらない矢なんて、何の役にも立たない」という主人公の
慟哭が印象的でした。矢が当たらないことを割り切っているわけではなく、
本当に何とかしなければならないという焦りが伝わってきます。
その後の剣技を齧った、日々の暮らしに追われて弓の腕前が衰えるという説明が、
主人公の焦燥感をより一層鮮明に描写している気がしました。
また、「私がなりたかったのは、解体屋じゃない……!」という台詞も良かったです。
ハンターギルドと下請けの矛盾が、この一言に集約されている気がしました。
今後の創作活動を応援しております。