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あなたの小説をピックアップ!

スタッフが第二回モーニングスター大賞の応募作品から気になる作品をピックアップいたします。

原則選考とは無関係ですが、より多くの優れた作品を多くの方の目に触れていただくことは、ポイントに関係なく参加できる当コンテストの目的のひとつでもあります。
皆様ぜひ御覧くださいませ。

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過去のピックアップ

タイトル
狸に嫁入り
作者
探求快露店。(旧名:垂水沢澪)
あらすじ
 私には人ならざる友がいる。
格好付けた言い方をしてみたが、相手はただの狸である。
……そう、思っていた。

化け狸に拐われた女の子の話。
スタッフコメント

 同年代の友人よりも大切という狸と別れ、家族のためにと隣村に嫁ぐ決心をする
若葉の優しさと強さを感じます。
ずっとただの狸だと思っていた菫が自分を助け出してくれた化け狸だったことを
知った時や、慕われていると言われた時など、繊細な女の子の心境が丁寧に
描かれていて、揺れ動く心境がよく伝わってきました。
狸だったり人の姿だったりする菫も、その言動がとても可愛らしく、本当に若葉を
思っているのが分かりますね。
若葉を守り、ちょっと偉そうだったりもしますが、彼女の言葉に泣いてしまう姿には
愛おしさも感じます。

若葉と菫の心は通じ合うのか、続きを楽しみにしつつ今後の創作活動を応援しております。


タイトル
スライムに勝てない俺の最弱物語
作者
にゃんみみ
あらすじ
 スライムを倒せないわけでは無いんだ……
実際倒した事はある。本当だぜ?!
あぁ……こんな事になるとは思わなかったんだ…………
ある理由で剣士にトラウマを抱いた俺は魔術師になった。

なったんだが、ステータスは変更出来ず、魔法攻撃がマイナス。
つまりオワコンって訳だわ。
俺は雑魚モンスターやクエストで生計を立てていた。
生活していけねえ…………
43レベ魔術師。スライムに挑み続けて数ヶ月……
国家ギルドに推薦され、いきなり幹部になった……
そこから事件は起きる……

……んだが、俺の異世界生活は偽りだった。
スタッフコメント

 自称スライム勇者のスライムに挑む物語、楽しませてもらいました。
エリスとの約束により汚染云々については、かなり尖った設定です。
ミリィマ国家幹部の証をもらっても割に合わなさそうなのが、なんともいえず。
主人公の涙ぐましい努力や行動力がうまく笑いに転化されており、
ここまでの全編面白かったです。
忘れやすい性格といいますか、そうした点にも笑いに誘われました。
スライムとの関わりにも変化が訪れたところで、またとんでもない状況に追い込まれています。
どうやって切り抜ける、または順応していくのか、楽しみにさせて頂きます。

今後の活動を応援しております。


タイトル
しろ×くろ
作者
水華
あらすじ
 絵を描くのが好きな初葉 真白はいつも絵を描いてる場所に今日も来ていた。
陽気な休日の午後、そして静かな場所。
昔、同じ様な日に不思議な体験をしたのを思い返す。

口の悪いお狐さまと眷属の狐。
それに翻弄される浪人1年生の剛の日常が始まった。

何時の間にか眠ってしまっていた真白が目を覚ますと、
真っ白な空間に建つ一つの館の敷地内だった。
塀に囲まれ出口のない館に住んでいたのは人間ではない大人が一人と複数の子供。

帰る方法を聞くと、恐らく一年はかかると告げられ、仕方なく帰れるまで真白は
館で暮らす事にした。

子供達は、悪意を持って人間に殺された動物達で、人間への不信感やトラウマを
取り除いて欲しいと真白はお願いされる。

同じ館で暮らす子供達の心を少しでも軽くしてあげたいと思った真白が、
子供達に翻弄されながらも毎日を楽しく過ごすほのぼのファンタジー。
スタッフコメント

 初葉真白は悪意を持った人間に殺された動物たちがいる異世界に意図せず紛れ込んでしまいます
理由を知った後の真白は、とても溶け込んでいました。
かつて動物だった子供たちと生活は穏やかなもので、読んでいて心が洗われるようです。
子供たちと交友がうまく描かれています。
時折、ラビの発言やカラスの門のシーン等で、言い知れぬ雰囲気が漂っています。
真白の今後に大きくかかわるのでしょう。それが物語への強いフックになっていました。
真白が現実世界へ帰れるかどうかだけでなく、子供たちのこれからについても気になります。
期待させて頂きますね。

今後の活動を応援しております。


タイトル
おきつねさまのたのみごと
作者
リーン
あらすじ
 夜の散歩中に妖しく光る近所のお社。
翌日行ってみると、そこにはケモ耳の女がいた。

口の悪いお狐さまと眷属の狐。
それに翻弄される浪人1年生の剛の日常が始まった。

それはお狐様のパシリという現実だった。
そして「願いを叶える為に」と頼まれごとを行う剛に降りかかる事件
スタッフコメント

 主人公である剛の日常的風景に、お狐様の咲耶たちが自然に溶け込んでいました。
また殺人事件といったリアリズム的な事件が発生しているのにもかかわらず、
咲耶側の印象は変わりませんでした。
稲荷ずし、バームクーヘン、栗羊羹といったほのぼのな小道具を使いこなしている印象です。
冒頭からの流れから殺人事件の犯人として間違われるまでの構成は見事に盛りあがっています。
非日常な展開として、読者への引きになっていました。
ついていない剛ですが咲耶がついています。
どのような逆転劇を繰り広げるのか、楽しみにさせて頂きます。

今後の活動を応援しております。


タイトル
廃された王に捧ぐ一膳
作者
名瀬口にぼし
あらすじ
 峯という国に朱宵鈴しゅ・しょうりんという、食堂を営む若い女がいた。顔は平凡であったが料理の腕は確かで、店は繁盛していた。特に宵鈴の作る粥はどんな具を入れても美味で、好き嫌いのある子供も喜んで食べると評判であった。
スタッフコメント

 康夜が宵鈴に行った殿下の料理に毒を入れるという説得が印象的でした。
一見説得力はありますが、やろうとしていることは暗殺に他ならないというところが良かったです。
読者視点からははっきり分からないものの、康夜が玉座など地位を求めているわけではないこと
純粋に暁王を苦しまずに送り出したいのだろうと、宵鈴が感じているところが気に入りました。
また暁王が最期まで毒のことを言わずに旅立ったところも良かったです。
本当に毒が入っていることに気付かなかったのか、気付いていながら言葉にしなかっただけなのか
考えさせられました。

今後の創作活動を応援しております。


タイトル
こいし恋しと夜になく
作者
カラスウリ
あらすじ
「まるで恋心のようではありませんか」わたしの耳元で河童がささやく。河童の茶髪の頭に皿はない。背に甲羅もない。今日も今日とてイケメンに変化しているので、始末に悪い。感じの良いイケメン河童とわたしとの、もだもだした大人の恋愛模様。スピンオフで「翡翠堂じゅんじょう奇譚」宮地圭介と粋の物語があります。
スタッフコメント

互いの名前に笑いました。清水清彦は2度も清いという文字が入り、確かに河童らしいと思います。
そして品川という苗字に対する河童の反応も、品のある川という実に上品な受け答えが印象的でした。
特に主人公の普通の苗字という反応を見せているところが良かったです。
これまでの人生で主人公が、品のある川と言われたことはなかったんだろうと感じました。
また日傘をさすところの受け答えも、河童の秘密だとはぐらかしているところが気に入りました。
主人公もそれ以上追及しなかったところが良かったです。

今後の創作活動を応援しております。

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