書籍化までの流れ~著者編~

本レーベルはWeb小説を中心に書籍化を行なっております。
このページでは書籍化と言われるご自身の作品が本になる過程を説明します。
今回は「小説家になろう」で行われた第ニ回なろうコン(現・ネット小説大賞)にて書籍化が決定した「吸血姫は薔薇色の夢をみる」をモデルケースとして公開していきます。

編集部の打ち合わせ

コンテストなどの場合は受付終了前から 担当が良いと思った作品をピックアップしております。
内容、文章力、面白さ、文章センスを確認して、 候補作を絞っていきます。

コンテスト終了後から書店関係の「なろう」を 取り扱っている方たちへリストを提示し、 感触も参考にしました。

編集

担当者の好みで複数作品が候補になりますが、最終的にはあーだ、こーだと時間を使って絞っていきます。

書籍化の決定・内容チェック

著者にご連絡を差し上げた後、書籍化の相談に移ります。
「吸血姫は薔薇色の夢をみる」はコンテストの受賞作なので、クラウドゲート様とヒナプロジェクト様に協力いただいて最初の連絡をしてもらいました。

同作品は既に完結していた作品でしたので、4巻~5巻で完結まですることを前提として相談をさせていただいていました。

編集

『吸血姫は薔薇色の夢をみる』は粗削りでしたが面白く、レベルの高い作品でしたので、『これは世に出したい!』と最終的に結末まで発行で意見がまとまりました。

顔合わせ・打ち合わせ

新紀元社のオフィスで顔合わせをいたしました。
この時、編集者、著者の他、イラスト発注などを担う担当者も同席をしています。

販売スケジュールやタイトルのよみがな、イラストレーターの希望などを相談しました。

「吸血姫は薔薇色の夢をみる」では「吸血姫」の読み方を著者の意向を重視し、「プリンセス」に決定しました。

著者

「吸血姫」のWEB版はこの段階で完結していましたので、書籍にした場合の分量や構成等について、編集部で作られた資料をもとに、大まかなスケジュール等を話し合いました。
簡単に済んだと思ったのですが、気がついたらあっという間に2時間が経過していました。

タイトルの読みはかなり悩んで「プリンセス」としました。皆さんの意表を突くのと「姫」という作品の骨子を明確にしたかったためです。

改稿作業・書籍版追加原稿執筆

書籍化のために作品の加筆・修正をすることを改稿と言います。
おおまかな構成案を出してもらって、双方の意見を刷り合わせます。

打合せで話をした改稿方針に従って作業を行ないますが、モーニングスターレーベルでは作品の素材を大切にし、各作品のキャラクターやストーリーを尊重していきます。

「吸血姫は薔薇色の夢をみる」の2巻では著者との打ち合わせを踏まえて、一部キャラの性別を変更するなど大幅な改変を行ないました。
改変については著者の希望を優先し、編集側はアドバイスにとどめています。

著者

修正についてはかなりフリーハンドでやらせていただきました。
打ち合わせ等は順次メールと直接、プリントアウトした原稿を郵送していただく形で、それに赤ペンで訂正を入れて再度送り直すようにしてやり取りをしました。
現在は郵送せずに、スキャナで取り込んでPDFデータで送付しています。

追加執筆・書店特典

我々、新紀元社は書店さんの熱い思いを大切にしています。
その一つとして、「書籍特典」に力を入れています。

積極的にご協力をいただいている書店さんに対し、より多くの読者に手に取ってもらえるよう、特定の書店のみでの購入特典としてショートストーリーを書き下ろした特製ペーパーを付けてもらっています。

内容は様々ですが、「吸血姫は薔薇色の夢をみる」ではキャラクター達の日常生活など、深みのある内容をお願いいたしました。

著者

当初は初版本のオマケと書店用の2本ということで書いてみたのですが、書き下ろしSSの形式が面白く、調子に乗って「もっと書きましょうか?」と、自分からハードルを上げて気がつけば毎回4~5本書いています(汗)。