書籍化までの流れ~販売編~

本レーベルはWeb小説を中心に書籍化を行なっております。
このページでは書籍化と言われるご自身の作品が本になる過程を説明します。
今回は「小説家になろう」で行われた第ニ回なろうコン(現・ネット小説大賞)にて書籍化が決定した「吸血姫は薔薇色の夢をみる」をモデルケースとして公開していきます。

構成DTP入稿・再校~三校

誤字脱字のチェックや表記ゆれしている語句の統一、ふりがなや異なる読み方をさせるルビの記入をしていきます。
著者にもチェックをしてもらい、相談して加筆・修正をします。

専用ソフトであるDTPに入稿します。
デザインされた本文ページに原稿を流し込むことで書籍と同じ形にデータが作られていきます。

DTPで制作した校正紙=ゲラのチェックをしていきます。
挿絵のタイミングや文章の切れ目など、書籍のイメージに近いもので校正します。

編集

編集側としては、『ここの表現はこうしたほうがいいのでは?』という疑問などをいくつも出して、最終的には著者に判断してもらいました。

校了・印刷

小説本文、口絵など、すべてのデータが揃い、問題なければ印刷できる状態、校了となります。

この状態になってから印刷所にデータを送り、印刷が行なわれて本になるのです!

編集

印刷前の最終チェックは重要なので、複数人が読んでチェックします。

著者

とにかく無我夢中だったので、本当に自分の書いたものが本になるとか、書店に並んでいるのを確認して、初めて実感が湧きました。

イラストレーター

感動に打ち震えた後、イラストに描きミスがなかったかどうか探し始めました。

本屋注文・注文書

書店での販売に力を入れており、2か月前には販売の告知をし、2週間前にはカバーイラストと売りにしている文言を通知します。

これを行なうことにより、事前に書店で準備をすることができ、お客様へ手に取ってもらえるタイミングが増えると考えています。

また、販売速報などでの通知を早めにするようにしています。
「吸血姫は薔薇色の夢をみる」では、2か月に1巻ごとの販売を行なったたため、前の巻と同時に搬入予約ができました。

イラストレーター

(ポスターなどの販促物を見たとき)結構大きいな~凄いな~などと暢気に考えていました。

宣伝・営業

よりお客様に手に取ってもらえるよう、様々な手段で 宣伝を行なっております。

「吸血姫は薔薇色の夢をみる」では店頭でのポスターや キャッチコピーなどを抜出して書籍の近くに設置するPOPなどはもちろん、「第二回なろうコン」のコンテストページでキャラクターデザインを公開するなど、積極的な宣伝を行なっていきました。

加えて、先述もしましたが我々は書店さんの熱い思いを大切にしています。
そのため、著者の地元の書店さんへは展開に力を入れてもらえるようにアプローチをしています。

編集

書店さん店頭で目立つように、ポスターやポップを作成し、全国の書店さんに配布、配置しています。


続刊計画

2巻目以降を出す続刊と言われる計画については、 基本的には販売数や盛り上がりの状態を見て決定をします。

「吸血姫は薔薇色の夢をみる」では、既に完成していた作品であることも踏まえて全4巻を予定し、場合によっては 5巻目を発行する予定でした。

現在開催中の「モーニングスター大賞」では1巻での 打ち切りは有りません。
3巻までの続刊をお約束いたします。

編集

我々も続刊が出来るよう、最大限協力をさせていただきます!