新紀元社 / Shinkigensha

勇者召喚に巻き込まれたけど、異世界は平和でした 12

勇者召喚に巻き込まれたけど、異世界は平和でした 12

近刊
シリーズ名:モーニングスターブックス
巻数:12
著者:灯台
イラスト:おちゃう
定価:本体1,200円(税別)
四六 324ページ
ISBN 978-4-7753-1958-1
発行年月日:2021年10月04日
在庫:未刊

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本の紹介

やっぱり俺は、諦められません!

千年前、大軍を率いて人界を侵略した魔王は自分だと、フィーアから告白された快人。フィーアとクロムエイナの関係について思い悩む快人は、ふたりを再会させようと行動する。そして、快人の思いは、さまざまな者たちを動かして──!?

シリーズ累計35万部突破‼
「モーニングスター大賞」大賞受賞作、シリーズ第十二巻登場!

 

黒い霧がノインさんの体を包むと、ノインさんは袴と着物……大正時代の女性みたいな格好に変わる。
 そして長く美しい黒髪を首の後ろで纏めて握り、一切の迷いなく手に持った日本刀で長い髪を切り落とした。
「ふふふ、なんとも懐かしい姿じゃのぅ……ほれ」
「ありがとうございます」
 髪が短くなったノインさんを見て、ラグナ陛下は笑いながら白く細長い布を差し出す。
 それを受け取ったノインさんは……その布を鉢巻きにして額にくくる。

「……カイトくんや、ノイン、フュンフ、ゼクス……皆が動いてるのは知ってたよ。だから、ボクはここで待つことにした。カイトくんのこと、信じてるから……ボクは余計なことをせず、ここで待つのが一番だって思った」
 穏やかな口調でそう告げたあと、クロはこちらを振り返る。
 エデンさんの魔力拘束がまだ残っているのかわからないが、フィーア先生は動かない。いや、動けないのかもしれない。真っ青な顔で、微かに震えているのだけは理解できた。
「……久しぶりだね。フィーア」
「……クロ……ム……様……」

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