新紀元社 / Shinkigensha

リビティウム皇国のブタクサ姫 11

リビティウム皇国のブタクサ姫 11

シリーズ名:モーニングスターブックス
巻数:11
著者:佐崎 一路
イラスト:高瀬 コウ
定価:本体1,200円(税別)
四六判 324ページ
ISBN 978-4-7753-1849-2
発行年月日:2020年06月18日
在庫:在庫あり

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本の紹介

ジルが学園のプリンセス候補に⁉

1年半ぶりに学園に戻ることが決まり、友人たちとの再会を果たしたジルは、父親であるオーランシュ辺境伯が襲撃されたという噂を耳にする。犯行声明を出した集団を調べるうちに、気になる人物の存在が浮かび上がるが……?
一方、学園では創立記念の皇華祭を開催。皇華祭の『プリンセス』候補になったジルは、選考のための競技に参加することになって--⁉

「ただいま……ただいま帰りました、ルーク。──ああ、やっと言えた……」
 刹那、こぼれ落ちんばかりに目を見開くルーク。その胸にずっと封印していたであろう、言葉に
ならないもろもろの感情が過り、自然と泣き笑いのような、ルークの素の表情が浮かび上がるので
した。
「お帰り……お帰りなさい、ジルッ」
 私がその胸に飛び込んだのか、ルークが私の背を抱き寄せたのか、気が付けば無意識のうちに、
私たちはひとつに重なっていました。
 止まらぬ涙が流れる頬を、私はルークの胸に押し当てます。
「会いたかった。ずっとずっと会いたかった!」
「はい……はい。私もとても、とても会いたかったです」

「それに、ルークたちも守ってくださるのでしょう? ならば安心ですわ」
 私が自然体でそう微笑んだ──刹那、居並ぶ護衛の聖堂騎士や神官戦士の殿方が、一斉に呆けた表情でバタバタとやたらいい笑顔で卒倒し、ルークたちも顔を赤くしてその場に蹲
うずくまってしまいました。
「えっ!? なんですの、このカオスは?!?」
 瓦礫が散乱する現場で、一瞬にして自分以外のほぼ全員が倒れるという珍事を前に、私は思わずフィーアを抱き寄せて途方に暮れるのでした。

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