新紀元社 / Shinkigensha

あたしメリーさん。いま異世界にいるの……。

あたしメリーさん。いま異世界にいるの……。

シリーズ名:モーニングスターブックス
著者:佐崎 一路
イラスト:希望 つばめ
定価:本体1,200円(税別)
四六判 324ページ
ISBN 978-4-7753-1720-4
発行年月日:2019年04月22日
在庫:品切れ

この本を注文する

  • バナー
  • バナー
  • バナー
  • バナー
  • バナー
  • バナー
  • バナー

本の紹介

書店ラノベ担当者が売りたいと思う「小説家になろう」の人気作品を書籍化!

ポンコツ幼女、異世界で奮戦中!! なの!

都内の大学に入学した『俺』は、実家を離れ、埼玉の格安アパートでひとり暮らしを始めることに。
都会(?)生活初日、スマホにかかってきた電話に出ると、聞こえてきたのは幼い女の子の声。
「もしもし。あたしメリーさん。いまゴミ捨て場にいるの……」。
そのとき、アパートの前から変な祈りの声が響いて、メリーさんが異世界に転移!?

『吸血姫は薔薇色の夢をみる』『リビティウム皇国のブタクサ姫』の
佐崎一路が贈る、異世界&都市伝説ギャグコメディー!

「──あら、お買い物ですか? 学生さん」
 スマホ片手に野良モンスターを捕獲しつつ帰ってきた俺に向かって、ややくぐもった声でそう気軽に声をかけてくれる管理人さん。
 ちなみに妙齢の女性である──たぶん。
 たぶんというのはほかでもない、彼女はいつも丸い金魚鉢を逆さに被っているからだ。

『なっ──あたしメリーさん。なにかあったの……?』
 思わず絶叫した俺の様子に異変を感じ取ったのか、スマホの向こうからメリーさんから恐る恐る尋ねてきた。
 別に隠すことでもないので、昨夜からの異変──どうやら都会暮らしのストレスから、いもしない女の幻覚がずっと見えていることを話して聞かせる。
「いや、どう考えても幻覚だし。幻覚だとしても、全然好みじゃないし。幻覚にしても、もうちょっと──」

関連商品

ページのトップへ