新紀元社 / Shinkigensha

養蜂家と蜜薬師の花嫁 ~3回目の春~

養蜂家と蜜薬師の花嫁 ~3回目の春~

近刊
シリーズ名:モーニングスターブックス
著者:江本 マシメサ
イラスト:笹原 亜美
定価:本体1,300円(税別)
四六 284ページ
ISBN 978-4-7753-2020-4
発行年月日:2022年07月09日
在庫:未刊

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本の紹介

癒しの結婚物語、ふたたび!

養蜂家と蜜薬師が蜂蜜カフェをオープン!?
ハニーライフ、特別編登場!!

山の男マクシミリニャン・フリバエとの出会がきっかけで、蜜薬師アニャと夫婦になった養蜂家のイヴァン。山奥での新婚生活はハプニングがいっぱいだけれど、それ以上に幸せを感じる毎日だ。新たな同居人もやって来て、ますます賑やかになったフリバエ家。
イヴァンの山暮らしは三年目を迎え、アイスワイン作りや棉糸作りにも挑戦中。
そして今度は、麓の村で期間限定の蜂蜜カフェを開くことになり…!?

スープが無事完成したので、カイザーセンメル作りに戻る。
丸めた生地に風車に似ているスタンプをぐっと押し、めん棒で伸ばしていく。平べったくなった丸い生地を中心に向かって五回くらい折りたたみ、生地の端は最初の折り目に入れ込んでいく。
粉を振った鉄板に、折り目を下に向けて並べていく。

「それはいいとして。なんだい、あんたたちは揃ってシャツをそんなに汚して!」
「す、すみません」
「気づいたら、このようになっていたのだ」
やはり、怒られてしまった。マクシミリニャンと目が合い、同時に肩をすくめる。
「さっさとお脱ぎ。どうせ洗っても落ちないから、ベリーの汁で染めてあげるよ」
その手があったかと、思わず拍手してしまった。
今から始めるというので、俺とマクシミリニャンは手伝うことにする。
「まずはお湯を沸かして、そこに熟したベリーを投入する」
ブラックベリーは濃い紫なので、湯を注いでも色合いが薄くならない。他にも、色を布に定着させる媒染液を入れた。
「しっかり混ぜたあと、シャツの出番だ」
マクシミリニャンと俺のシャツを鍋に入れて、棒でぐいぐいと押しつける。

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