
本の紹介
台湾クィア小説第一人者がおくるスペースオペラとポストヒューマンを融合させた壮大な物語。華文SF・ファンタジーの金字塔がついに翻訳!
装画 鈴木康士
装幀 坂野公一 / welle design
□あらすじ
舞台は、“魔王陛下” 汨韃胴の「至高なる墜落」によって、超越界と人の世の境界が崩れ去った〈南天超銀河〉。そこには、あまりの美貌ゆえに衆生の欲望の標的となり、受刑の祭壇でさえ夢遊病者のような微笑を浮かべる “残陽の法師” 司徒睚の姿があった。一方、全宇宙の冷徹な注視者である “魔王殿下” ルシファーは、永遠の退屈を捨て、あえて「痛み」と「転機」を経験するために、一人の法師として人の世へ降臨する。静かに滅びへと向かう世界の中で、司徒家の血脈に刻まれた宿命が激しくうねり始める――。主を喰らう飢餓を抱く生神獣の王、時空を超えて愛を奪還せんとする超神、そして自らを至高の麻薬として捧げる王。九九の宿命が複雑に絡み合うマトリクスの果てに、彼らが踊り狂うのは、再生か、それとも虚無か。数千年の時をキャンバスに、血の酒と情念で描かれる、狂おしくも美しい銀河叙事詩。











