……ダメだな、俺は。本当に、 俺は弱い。
老竜が棲む山に「職奪の宝石」があるかもしれないと聞いたイチノジョウは、早速ランドウ山へ向かうことに。
しかしそのあと、シーナ三号に関する衝撃的な報告をピオニアから受ける。
シーナ三号が稼働停止してしまう!? 「賢者の石」によって彼女を修理できないかと考えたイチノジョウは、その素材集めに動き出す。その先に強大な敵が待ち受けているとは知らずに──。
「小説家になろう」開催「ネット小説大賞」金賞受賞作、ついにシリーズ第10弾!

俺が漫画の登場人物だったら、確実に鼻血が出ている光景だ。
「これが幻覚ですか……まったくわかりません。服のデザインも変わっていますし」
ハルは真剣な表情で、今度はその大きな胸を鷲掴みにした。
「あ、あの、ハルさん……その、いまの私は……あ……感じやすいのであまり触らないでくださ
……すみません! 解除します」

「取ったどーデス!」
「それ、毎回言わないとダメなのか?」
「マスター、これをどうぞデス!」
「これは──亀っ! 亀じゃないかっ!」
大きな亀を抱きかかえていた。


















