新紀元社 / Shinkigensha

家の猫がポーションとってきた。

家の猫がポーションとってきた。

シリーズ名:モーニングスターブックス
著者:熊ごろう
イラスト:くろでこ
定価:本体1,200円(税別)
四六 324ページ
ISBN 978-4-7753-1931-4
発行年月日:2021年07月12日
在庫:在庫僅少

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本の紹介

不思議なポーションを持ってきた飼い猫のあとをつけたら、
ウチの庭の納屋に辿り着きました

両親を事故で亡くした高校生の島津康平は、失意の日々を愛猫のクロに救われる。そのクロが、ある日どこからか謎の液体が入った瓶を持ち帰ってきた。うっかり瓶を割ってしまい、不注意で負った傷に液体がかかると、みるみるうちに傷が治っていった……。これって治癒ポーションなのでは!? 瓶の出所を探るため、クロのあとをつけた康平が辿り着いたのは自宅の庭にある納屋。しかも、床にできた穴の先には、どこからどう見てもダンジョンとしか思えない風景が広がっていて――!? 飼い猫とともに奮闘する日帰りダンジョン探索記。

「クロ、散歩に行くなら、あの瓶があったところに案内してくれないかな?」
靴を履きながらそう声をかけてみる。
別に無言でついていってもいいんだけど、まあいちおうね?
するとクロは一声鳴いて俺から離れ、玄関を出て外へ向かい、道路へと……と思ったら道路に出
る前にくいっと進行方向を変えてしまう。

「突破おめでとう」
──殺風景だったはず。部屋にはなにもなかったはずであった。
なのに、それはあたかも最初からそこにいたかのような雰囲気で存在していた。
人型の人の言葉を話す生き物。
一見は普通の人に見える。身長は一八〇あるかどうか、やや痩せ型、黒髪に服装は和服に近い。
顔は整っていて、ニコニコと優しそうな笑みを浮かべているが……糸目のため、表情を読み切れない。

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