新紀元社 / Shinkigensha

シナリオ通りに退場したのに、いまさらなんの御用ですか?2

シナリオ通りに退場したのに、いまさらなんの御用ですか?2

近刊
シリーズ名:モーニングスターブックス
著者:真弓 りの
イラスト:加々見 絵里
定価:本体1,200円(税別)
四六判 324ページ
ISBN 978-4-7753-1704-4
発行年月日:2019年03月28日
在庫:未刊

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本の紹介

身に覚えのない罪を責められ、皇太子殿下から婚約破棄を言い渡された侯爵家の娘クリスティアーヌ。
自分が乙女ゲームの悪役令嬢に転生していたことを知る彼女は、
事態を受け入れ、町娘として宿屋兼食堂「テールズ」で働きはじめる。
その日々は、「市井官になりたい」という大きな夢をクリスティアーヌに与えてくれた。
さらに、新生徒会として紅月祭を成功させようと走り回るクリスティアーヌに、レオがプロポーズの言葉を……!?
「ネット小説大賞」受賞作、待望の第2巻!

「あの、レオ様」
「ん?」
「卒業のお祝いを、お渡ししたくて」
 言った途端に、レオさんの顔がパァッと輝いた。やっぱりとっても期待してくれているらしい。
「あの、白のクラヴァットなんですけれど」
「へえ、それは助かるな! もしかして今回も刺繍してくれた?」
「はい……頑張りました」

私とレオさんは顔を見合わせて、こっそりと苦笑し合う。できるだけ自然に振る舞って、なんとか皆様の注目から逃れなくては。
「大丈夫ですか? レオ様」
 おずおずと手を差し出せば、レオさんがことさらゆっくりと私の手を取る。
「悪いね。久しぶりのダンスで、足が滑ってしまった」
 私が驚かせたせいで転ばせてしまったというのに申し訳ないけれど、この際仕方がない。レオさんを助け起こしながら、生徒たちの注目が逸れるのをじっと待つことにした。

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